発明の余白Hatsumei no Yohaku
Our Perspective

発明の本質をつかみ、
事業に生きる特許へ

発明の余白では、課題と解決原理から発明の本質をつかみ、アイデアを具体化・拡張し、進歩性、権利行使、海外展開まで見据えた特許へ育てます。

Our Approach

発明と特許について、私たちの見方

01Listen

よく聞き、理解する

何を作ったのか、なぜ作ったのか、どの場面で何が問題になっていたのか、なぜその構成を選んだのか、ほかにどのような方法を試したのかまで伺います。技術の内容、開発の経緯、事業上の狙いを理解することが、発明を見つける出発点です。

02Essence

課題と原理から、発明の本質をつかむ

問題を生んでいる技術的な要因、解決のための構成、効果が生まれる理由、そこに働く技術的原理を深掘りします。問題を生んでいる要因と解決原理とのつながりから、発明の本質をつかみます。

発明の本質について詳しく読む →
03Develop

漠然としたアイデアを、出願できる発明へ具体化する

抽象的なアイデアから発明の本質をつかみ、課題を解決するために必要な構成や処理を具体化します。

構成要素、処理の流れ、制御条件、入力・出力データ、各要素の関係、適用場面などを検討し、なぜその構成が必要なのか、どのような効果が生まれるのかまで深掘りします。

検討によって具体化した技術内容を明細書に詳しく記載し、特許取得を目指せる発明として出願につなげます。

04Broaden

高度で複雑な技術を深く理解し、広い権利へつなげる

難解な論文、数式、アルゴリズム、実験結果、装置構成などを深く読み解き、技術的な仕組みと効果が生まれる原理を理解します。

明細書には、理論、具体的な構成、処理、実験条件、実施例を詳しく記載します。請求項では、個別の実施形態から発明の本質を捉え、より広い概念で表現します。

さらに、広い請求項を支えられるよう、代替構成、変形例、適用対象、各要素の関係、技術的効果まで明細書に盛り込みます。

05Inventive Step

進歩性を支える複数の工夫を盛り込む

別の構成、処理順序、制御条件、代替手段、適用対象へアイデアを広げ、それぞれが生み出す技術的効果を深掘りします。複数の着眼点を明細書に盛り込み、将来の審査で発明をさまざまな角度から主張できるようにします。

06Enforcement

回避・改悪発明と、権利行使まで見据える

同業他社による代替手段や回避方法に加え、性能や使い勝手をあえて犠牲にする「改悪発明」も想定します。さらに、誰が、どこで、どの処理を実施するのかを見極め、侵害の発見と立証につながる請求項を検討します。製品やサービスの構成だけでなく、実際に権利を行使できるかという視点から、守るべき範囲を設計します。

Claim Design

実施主体と国境を見据えた請求項設計

日本の特許権で、誰のどの行為を捉えるかという視点から請求項を検討します。

事業者の実施行為を捉える

一般利用者が請求項の構成を実施する形では、利用者一人ひとりが実施主体となり、事業者に対する権利行使が難しくなる場合があります。そこで、サービス提供者、製品メーカー、システム運営者など、事業者が実施する処理を中心に請求項を設計します。

分散した処理を、一つの実施主体から捉える

クライアントとサーバなど、処理の実施主体が分かれる場合には、発明の本質を保てる範囲で、一方の実施主体が行う処理を取り出し、その主体だけで実施が成立する方法、装置、プログラムなどの請求項を検討します。

海外サーバを含む実施を捉える

サーバや処理の一部が海外に置かれるサービスでは、日本国内で行われる配信、受信、表示、システムの構築などに着目します。2025年3月3日の最高裁判決(ドワンゴ対FC2)も踏まえ、個別の事業構成に応じて、日本国内で捉えられる実施行為が請求項に現れるよう検討します。

最高裁判決の概要を見る →
07Global

日本出願から、米国・欧州・中国を見据える

海外での権利化に向けた準備は、最初の日本出願から始まります。米国を見据えた具体的な構成や実施例、欧州を見据えた相違点と技術的効果、中国を見据えた技術的課題・手段・効果のつながりを意識し、各国・地域で主張を展開できる内容を明細書に盛り込みます。

一つの日本出願に、各制度に応じた主張を展開できる複数の足場を用意し、海外での権利化の可能性を広げます。

海外出願の対応体制を見る →
From Idea to Right

発明を見つけ、深め、広げる

発明を聞き、本質をつかみ、具体化し、国内外で事業に生きる権利へ育てる。それが、発明の余白の考え方です。