「書類を出す前に、話す場」として設計されています

弁理士に依頼するとき、多くの方は「ある程度内容が固まったら相談に行く」と考えています。明細書を作る段階になってから、専門家に渡す。そのイメージが強いかもしれません。

発明発掘セッションは、その一段前に置いたサービスです。

「何を守るべきか」「どこが差別化になりうるか」が自分では見えにくい段階で、対話を通じてそれを言語化することが目的です。書類の作成は行いません。出願の判断を迫ることもしません。整理した内容を一緒に確認し、次に何をすべきかを明確にする場です。

なぜ「対話」でないと整理できないのか

技術の核は、資料の中に書いてあることより、話しながら出てくることの方が多いです。

「なぜその方法にしたのですか」「従来はどうやっていましたか」「その工夫をする前は何が困っていましたか」——こうした問いかけに答えていくなかで、本人が「当たり前」だと思っていた選択が、実は他社がやっていない工夫だったことが見えてくることがあります。

逆に、自分で書いた技術説明書をそのまま渡されても、何が核なのかは分かりにくいものです。発明の核は、スペックの羅列の中にではなく、課題をどう捉えてどんな選択をしたか、という経緯の中に表れることが多いからです。

だからセッション形式にしています。

当日、どんな流れになるか

前半(約30分)は、技術の背景を聞くところから始まります。解決しようとしている課題、試みてきた工夫の経緯、今の形にたどり着いた理由。資料は必須ではありません。むしろ、整った資料より、現場の空気感に近い話の方が、対話の糸口になることがあります。「なぜかこの方法だとうまくいく」「毎回ここで詰まる」「現場では誰もがこれを嫌がっている」——そういった、泥臭くて言語化しにくい体感こそが、発明の核に近いことがあるからです。写真でも、手書きのメモでも、うまく説明できない感覚でも、そのまま持ち込んでください。

後半(約30分)は、前半で出てきた内容をもとに整理を進めます。「ここが差別化になりそうです」「この部分を権利の核に置くと、どういう範囲が狙えるか」といった観点を共有しながら、出願に向けた方針を一緒に考えます。

当日中に結論が出なくても構いません 当日の結論として出るのは、「出願できる」か「できない」かの二択ではありません。「この観点で整理を進めると、こういう可能性がある」という見通しです。当日中に方針が固まらない場合も、セッション後にこちらで追加の調査・検討を行い、整理提案書としてまとめてお渡しします。

セッション後に手元に残るもの

セッションで言語化した内容は、後日「発明の核の整理提案書」としてお渡しします。当日中に整理しきれなかった場合も、セッション後にこちらで追加の調査・検討を加えたうえでお渡しします。出願に進む際の素材になりますし、社内での議論に使っていただくこともできます。

出願に進む場合は、セッション費用(30,000円・税込)は出願費用に充当されます。セッション単独で終わる場合も、整理した内容はそのままお持ち帰りいただけます。

こんな方に、特に向いています

すでに出願内容が明確で、「明細書だけお願いしたい」という方には向きません。その場合は、まず初回無料相談でご確認ください。